外壁塗装のよくあるトラブル
外壁塗装で、仕上がり後の不具合など、様々なトラブルが起こりえます。外壁塗装を行う上で、よく起こるトラブルの事例をご紹介します。
塗装後の仕上がりに関するトラブル
外壁塗装工事を行う上で楽しみと言えば色選びでだと思います。
色決めには、色見本帳から選びます。選んだ色で塗装したはずが、いざ塗り替えが完了し、仕上がりを見て驚きます。
「選んだ色と仕上がりが違う!」
この色選びで、実際の仕上がりと違うというトラブルはよく起きてしまうトラブルです。
色の見本だけでは仕上がりのイメージを正しく理解できないため、このようなトラブルが起きてしまいます。
色の見本はたくさんの色があり、中にはかなり似た系統の色も存在しています。そのため、少し違った色に見えることもありますし、また見本で見る仕上がりイメージは見本の中の狭い範囲、外壁全体に塗るとなると色の範囲が大きく違います。そのため違う印象を受けてしまうのです。
そこで、業者の施工事例は、全体の配色のイメージを見るのに、非常に効果的となります。
屋根の色と壁の色とのバランスがわかり、窓や他の箇所のバランスなど、全体像を把握するためにも施工事例で確認することも必要です。
塗装面が剥がれたり、色あせしてしまった!
塗装工事から1年も経っていないのに、塗膜の表面が剥がれたり、色あせが生じるなどの不具合もよくあるトラブルです。
このようなトラブルの原因としては以下の原因が上げられます。
- 下塗材の塗る量が不足していることで、上塗材との密着性が弱くなった。
- 高圧洗浄を十分に行わないままに下塗材を塗ってしまった場合。
- 使用した塗料の下地の素材が適合しないものを使用している場合。
これらは、施工した塗装業者のいい加減な工事が要因です。
工事を依頼する業者選びには、後に悔いを残さないよう時間をかけてしっかり選ぶことが重要です。
サビが出てきた!
こちらも塗り替え後1年以内に鉄部や木部にサビが出てきてしまったトラブルです。
このようなトラブルの原因としては以下の原因が上げられます。
- 下地処理を十分に行っていない。
- 鉄部や木部は塗料の密着性を高めるために塗装面を削ったり、さび取りをする「ケレン」と呼ばれる下地調整が不十分だった
これらも、施工した塗装業者のミスに起因する場合が多いです。
業者選びには、注意が必要です。
塗装部以外のトラブル
塗装の時の「塗料の飛散」です。塗装の方法として、多くの塗装業者ではローラーもしくは、スプレーによる吹付けで塗装を行います。
スプレーによる吹付けの場合には塗料が飛散してしまいますが、ローラーも転がす際に塗料が飛び散ってしまいます。
養生をしっかりと行うことで、余分な塗料が付着しないように、保護することができます。
時間節約や、労務費の削減の為、いい加減な養生をして塗装を行う塗装業者が見受けられます。
こちらも、業者選びの際の注意事項です。
ご近所とのトラブル
塗装工事が始まり工事を行う上で、ご近所の方からの苦情が出てくるケースは多々あります。
よくある苦情には、以下のようなものがあります。
- 音に関する苦情として、足場の組み立て解体の音や高圧洗浄時に発生するの音がうるさい。
- 臭いに関する苦情として、塗料の臭いがする、また臭いにより気分が悪くなった。
- 道路に関する苦情として、路上に工事業者の車が駐車していて、通行の邪魔になる。
- 作業員についての苦情は、路上でたばこを吸っている、騒いでいる。
トラブルを防ぐためには、工事前のあいさつをしっかりと行うことです。
事前の挨拶は塗装業者が行うのが慣例ですが、自ら直接挨拶を行った方が、より効果的です。